2015年9月18日金曜日

くやし涙を忘れまい

(最後の一匹も死んだ 9/17)
一匹だけ残って頑張ってくれた金魚が死んでしまった。水槽を軽くたたくと、餌を求めてパクパク口を開けながら寄ってくる姿はもう見られない。

同じ日、日本の民主主義と平和主義は、立憲主義を破壊しポチアメリカを求める輩の手によって、消しようもない汚点をつけられてしまった。

テレビ中継から流れる異様な映像は、この国の民主主義がどのようなものかをまざまざと知らしめるものであった。そして、それを中継するテレビ局の解説者のコメントも耳を疑うもものの繰り返しであった。

NHK,日テレ、フジテレビは政府の御用達ぶりを競ってか、事実認識の甘さと論旨の曖昧さをが特に目立ち、白を黒と言いくるめるその報道ぶりには怒りをさえ覚えた。私は、即座にNHKに抗議の電話を入れた。もちろん氏名を明らかにしてのことだ。多くの抗議があったのか、なかなか接続できなかったが、思いのたけを述べて抗議した。

(9/15の国会前の抗議集会で見つけた落選させたい議員の
             写真一覧-公明党参議議員の箇所)
9/15夕刻から、私たち夫婦は、何度目かの抗議デモに出かけた。左の写真は、その際見つけた、「安保法制に加担して日本を戦争国家へと導く参議院議員一覧」のうち公明党の箇所であった。今や反対運動の高まりは、抗議行動を突き詰めて、国家に仇名す議員の落選運動へ発展していることを示している。当然のことと思う。
こうした国民の声を無視した与党議員に対しては、選挙で厳しい審判を下すことが天命であると私は思っている。

9/17のテレビ中継を見ながら、私はその憤りから、悔し涙が流れ出るのを止めることができなかった。そうした私を、妻はただ何も言わずに見つめていてくれた。同じ思いであったと思う。

数の力に対抗できないでいる己の微力さを思うたびに、何もできないもどかしさを味わうたびに、涙はとめどなく溢れた。口惜しい、たまらないこの現実を目にしなければならないことが限りなく悔しい。

黙ってなどいられない。シールズの若者たちが言っていたように、この仕打ちに対しての返答は必ずする。おごるなよ自公政権、必ず鉄槌を下してやる。国民をなめるではない!このくやし涙は決して忘れないぞ。

2015年9月9日水曜日

恥知らずもいいところだ

(だるまさんも怒っている)
(この声を無視するのか!)
もはや自民党は政党とは言い難い権力にしがみつく政治屋集団になり果ててしまった。「安倍親分」にどう忠誠を示すかと、揉み手しすり寄る様は、見苦しくもあさましい限りである。

同じ与党の公明党も同様に、自称平和の党から自民におもねり尾をふる「自民党のポチ」へと大きく変貌してしまった。

総裁選の朝に、安倍におもねる自民議員が、安倍を励ますとして、餌待ち顔で集結した。ポスト狙いが見え見えで恥ずかしいことこの上ない。まるで、安倍大明神を祭る「大政翼賛会」の結成式といった具合だ。

一方の公明党も、支持母体の学会信者の一部から、安保法制に対しての異議をつきつけられ、その真摯な声に耳を貸そうともしないで、山口委員長に面会を求め反省を促す代表を玄関払いとしてしまった。それも雨の中、4時間余りも立たせたまま警備員に対応させるといった、非人道的な恥ずかしいものであった。自分たちを長年にわたって支え続けた支持者への対応として、心の痛みを感じえないのであろうか。

あの麻生大臣が、消費税の扱いについて、値上げに伴う低所得者への救済策として、酒を除く食料品に関しては2%の軽減税率を適用するが、一律減税ではなくマイナンバーカードを使っての還付税方式を採用するなどととんでもないことを言い出した。減税ではなく還付してやるといった頭ごなしの上から目線の対応である。あげくは、カードを使わないのは勝手だが、減税の恩典を放棄するものだと、低所得者をなめ切ったえげつない放言までしている。マイナンバー制度の普及利用を露骨に示しながらである。公約違反など何らの反省もしていない。

「安保法制」の委員会では、防衛省制服組トップの違憲資料の開示を、求められた同一のものは存在しないとして提出を拒絶され、委員長以下自公及び同調委員によって了承してしまった。シビリアンコントロールの根幹を揺るがす問題を、党利党略で覆い隠すなど到底許されることではない。真剣に国民の幸せを考えていないという証拠を示した言うことだ。それだけではなく、審議打ち切りも日程に上らせた。国民の疑問にも答えずに、国民の納得も得ずに審議を打ち切って強行採決に及ぼうなどは、暴挙以外の何ものでもない。

恥を知れ、自民党! 国民に謝罪せよ、公明党!与党を助ける「二世代、新党改革」の各党も裏切りを反省しろ!肝心な時に分党騒ぎを起こした橋下とその一派はその罪を悔い改めよ!

本当に恥知らずもいいところである。