2011年11月27日日曜日

歳は言い訳、がんばればできる!

 3か月にわたる就活支援講習は、ようやく終わった。
 
 風邪で休んだ何日かを除いては、まじめに通い続けたので、修了証書も無事にもらうことができた。講習でスキルアップの目標としていた、パソコン検定3級と日商簿記3級の試験も何とか受けることができた。パソコン検定の方は本当にギリギリでクリアできた。簿記に関しても、合格発表が12月の22日以降となるのでまだ確定というわけではないが、自分では多分大丈夫だろうと思っている。なにはともあれ、これで一応の目標は達成できたということだ。疲れた、とにかく疲れた。本当に疲れてしまったというのが率直な感想である。でも、その疲れよりも達成感の方が勝っている、というのが正直なところだ。

 就活支援講習は、ハローワーク(厚労省)が、就業促進を目的として民間機関に委嘱している事業で、正式名称は「緊急人材支援事業に基づく基金訓練」で通常は「基金訓練」と呼ばれているようだ。どちらかというと、若い人の就活支援事業といった色合いが強く、私のような高齢者の受講者は少ない。

 私が受講した機関(パソコン教室)も、私が最高齢者で自分でもご隠居さんといった感じがして,はじめのうちは何となく馴染めないものを感じていた。若い人たちに対しての私の固定観念的なものが、自分から入っていくことを躊躇させていたようだ。でも、そんな躊躇もすぐになくなった。学ぶということは、年齢差を感じさせなくするらしい。何のこだわりもなく、話し合えるようになり、居ごごちも悪くはなくなった。年長者である私が、若い人たちから学ぶことも多くなり、そのことへのこだわりも消えて行った。
 
 学んでいく中で、困ったことに直面した。自己流で覚えてきたことの弊害が出てきてしまったのだ。タイピングにその弊害が特に出てしまい、一時は受講の継続を断念しようかとさえ思ったほどだ。指が動かないのである。カナ変換で覚えた指が、ローマ字変換に対応しようとせず、カナからローマ字への変更を拒絶するかのように動いてはくれないのだ。悩んでいる私に、あれこれと励ましてくれたのは、若い人たちであり、熟練した講師陣であった。とにかく、繰り返しの練習でしか解決できないことを肌で感じたので、ガムシャラにキーを打ち続けることにして、朝晩の区別なく取り組んでみた。

 5分間で300文字(日本語)を入力できなければ、3級の合格ラインには届かない。私の当初の入力数は220~230文字ぐらいであったが、努力の成果が出て受験した時には、315文字を入力させることができた。ギリギリではあったが、何とかクリアできたのである。その時には、思わずガッツポーズが出てしまい、合格できた嬉しさに小躍りしたい気分であった。学科の方は、カタカナだらけの専門用語に悩まされはしたが、タイピングほどの苦労もなくクリアすることができた。何十年かぶりかの試験であり合格であったので、喜びもひとしおである。

 学習院大学での簿記試験は、練習していた問題とは違った傾向のものが出題されたので、少しドギマギとしたが、何とかクリアできたと思っている。この簿記問題は、自宅でも毎日2~3時間は勉強をしていたが、模擬試験などではいつも合格ギリギリの線で推移していたのでひやひやものであった。でも、本試験では割合に落ちついた対応ができ、自分では満足できる内容であったと思っているので、多分大丈夫だと思う。

 歳だから、もう勉強なんて無理かな? と、途中でこの受講を諦めかけたこともあったけど、なせばなるのである。司法書士とか税理士とかのレベルではないにしても、歳だなんて言い訳しないで頑張れば、ある程度のことはクリアできるということだ。そう、歳は言い訳にすぎない、頑張ればできるのだから-----。


 

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