失業中であるからか、なにかにつけて理屈をつけたがる。困ったものだ----。
私は、今、失業中であって、ハローワークのお世話になっている。腰を痛めての失業ということで、失業保険金の給付も待機期間もなく翌月から受けることができた。健康であったのなら、3か月後からの支給ということであったが、ハローワークの指導と担当医の診断書によって、翌月からの給付となった。
失業保険の給付期間は、4か月間である。64歳という年齢や14年という雇用保険の加入期間からしてあまりにも短いと思えるのだが、自己退職であるという理由からやむを得ないとのことであった。会社都合による退職であったのなら、期間も長くなるとのことであったが、私の都合に会社が合わせてくれるはずもないので、待機期間がないだけ良しとせざるを得ないようだ。
私は今、再就職に向けて、パソコンのスキルアップと事務関係の実務能力アップのために、3か月にわたる講習を受けている最中だ。これまでも簡単なワードやエクセルについては、それなりに理解できていると思っていたし、経理関係についても簿記の3級程度の実力はあるものと思っていたので、これまでのおさらいをしようなどと、ごく軽い気持ちでこの就活支援講習に参加した。ところがである、この講習期間中のスキルアップ目標とされているパソコン検定3級及び日商簿記3級取得の課題は、私のこれまでの自信を打ち砕くだけでなく、ついていけないのではという不安さえも与えるものであった。自己流で覚えてきたことの弊害が、あちこちにに顔を出して学習の妨げとなってしまったのだ。
最初のうちは、余裕をもって勉強していたが、すぐに追いついていけなくなっている自分を知った時には愕然となってしまった。単に年のせいだけだはなく、能力の衰えをさえ感じさせられたときには、おおげさではなく絶望感やあきらめ感さえ持つに至ってしまった。妻の「若い人と一緒だと思ったらだめよ。自分にできるだけのことを精いっぱいやればそれでいいんじゃないの。」との励ましがなかったら、私はとうに挫折してしまっていたと思う。----そうだ、やれるだけやってみればいい。お金をもらいながら勉強できるなんて、こんな機会はもうないのだから----。
ハローワークの支援ということもあって、講習料(授業料)は一切なく、失業保険金の支給を受けながらの取り組みであるから、私にとっては願ったりの機会でもあった。但し、就活は続けることが条件であって、講習(学習)そのものが目的ではないということであった。一面理解はできたが、再就職に生かすためのものであるのなら、しっかりと学習させてほしいというのも率直な感慨ではあるのだが---。
四十の手習いという言葉があるが、私の場合は六十四才の手習いである。ついていけない部分は多いが、最近では勉強することが楽しくなってきている。おそらく、過去を振り返ってもこうした感慨は湧いたことがないはずである。何十年かぶりかの本格的な勉強となっているが、とにかく、今は楽しみながら勉強しているところだ。1日5時間の講習と自宅で3時間の学習は、失業中の自分にとっては大きな張合いとさえなっているのである。
P検3級・簿記3級、何が何でも取得するぞー!---の意気込みを持って頑張っています。
* スキルアップの勉強は有限会社HSD(パソコン指導教室)でしています。
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